週間スケジュールシート

今日は、当塾で活用している【週間スケジュールシート】についてご紹介します。

これは、生徒が自ら目標を立て、達成に向けて主体的に取り組む力を育てるためのツールです。

英語は、先生に言われたことを覚えるだけでは、決して身につきません。

なぜかというと、授業を受けるだけでは学習量が圧倒的に足りないからです。

英語力を本当に伸ばすために必要なのは、どれだけ英語に触れ、英語で物を考えるかという積極的な学びです。

つまり、自ら目標を立て、自ら積極的に取り組む以外に、英語を伸ばす道はないのです。

だからこそ、当塾では「目標を立てる力」と「目標に向かって取り組む力」を何より重視しています

このアプローチにより、小中学生で英検®︎準2級・2級に合格する生徒をこれまでに多数育ててきました。

今回は、そんな当塾の核となる仕組み、【週間スケジュールシート】についてご紹介します。

なぜ「目標達成の仕方」を学ぶことが大切なのか

クオリアが大切にしているのは、「目標の立て方」を学び、主体的に学ぶ習慣を育てることです。

多くの人は、人生の中で「達成するための目標の立て方」をきちんと学ぶ機会がありません。

しかし、目標を正しく設定し、それに向かって取り組む力こそが、あらゆる成果の土台となります。

この「目標の立て方」と「取り組み方」が身につけば、英語学習にとどまらず、あらゆる勉強、さらには将来の仕事や人生そのものにも応用できます。

AI時代に必要な人間とは?

これからの時代、ただ与えられた課題をこなすだけのマニュアル人間は、必要とされなくなっていきます。

なぜなら、そうしたマニュアル的な作業は、ほとんどすべてAIが代替してしまうからです。

自ら考え、目標を立て、達成に向かって努力する力を持たなければ、これからの社会で活躍する「優秀な人材」にはなれません。

だからこそ当塾では、子どものうちから「目標設定力」と「主体的に学ぶ習慣」を育てることを重視しています。

家庭学習が基本、塾はそのサポート役

約10年間の指導経験を通じて実感しているのは、自分で目標を立てて家庭学習を進める生徒ほど、短期間で大きく伸びるということ。

一方で、与えられたことだけをこなす学び方では、成長は限定的です。

結局、一番の鍵は、本人の努力と自律的な学びの姿勢にあります。

塾はそのサポート役であり、先生が知識を教えるだけでは本当の力はつきません。

だからこそ当塾では、【週間スケジュールシート】を使って、「目標を立て、自ら考えて進める力」を育てるサポートを行っています。

自立学習を支えるツール:【週間スケジュールシート】とは

では、ここからは当塾で活用している【週間スケジュールシート】についてご紹介します。

このシートは、単なる予定表ではなく、目標達成に必要な思考力と行動力を育てることを目的に作られています。

まず最初に、生徒自身がCore Goal(核となる目標)を設定します。例えば、「英検®︎に合格する」「定期テストで目標点を取る」「志望校に合格する」といった、最も達成したい目標です。

しかし、ただ目標を立てるだけでは大抵の目標は達成できません。

目標を達成するには、具体的な行動の細分化が必要です

英語学習においては、取り組むべき要素は主に5つあります。

  • 語彙力(Vocabulary)
  • 読解力(Reading)
  • 聴解力(Listening)
  • 作文力(Writing)
  • 会話力(Speaking)

この5つの分野それぞれに対して、月ごとに**Monthly Goal(マンスリーゴール)を設定し、さらにその目標を達成するための具体的な行動(Action)**を計画します。

例えば、「今月は300単語を覚える」と目標を立てた場合、それを4週間で割り、毎週75語ずつ覚えるといった形で、週単位のTO DOリストを作成していきます

さらに、毎週の進捗をチェックしながら、月末には振り返り(Reflection)を行います。

  • 計画した量は適切だったか?
  • 苦手だったところはどこか?
  • 来月はどこを重点的に伸ばすか?

こうした振り返りを通じて、単なる努力ではなく「成果につながる努力の仕方」を体得していきます。

このように、週間スケジュールシートは、

目標設定 → 行動計画 → 実行 → 振り返り

という流れを自然に身につけるために設計されています。

【週間スケジュールシート】の特長と効果

週間スケジュールシートを活用することで、「目標の立て方」と「行動への細分化の仕方」が身につくだけでなく、勉強への動機付けや自己肯定感の向上にもつながります。

目標を立てることが大切ですが、目標を立てただけでは、ほとんど場合達成には至りません。

その目標を細分化して具体的な行動にまで落とし込むこと不可欠です。

そうすることで「何をすればよいか」が明確になり、自然とモチベーションも高まります。

さらに、計画したタスクを一つひとつクリアしていく中で、「努力すればできる」という実感が生まれ、やがて自己肯定感へとつながっていきます。

自己肯定感が育つプロセス(流れ)

目標を立てる

     ↓

目標を行動に細分化

     ↓

やるべきことが明確になる → モチベーションが上がる

     ↓

小さなToDoを一つずつクリアする

     ↓

「努力すればできる」という実感を得る

     ↓

目標達成

     ↓

自己肯定感・自信が育つ

心理学的にも、自己肯定感を高めるためには、自分で決めた小さな目標を日々達成することが効果的だと言われています。

この流れを繰り返すことによって、

  • 自己管理能力
  • 計画力
  • 実行力

といった、単なる英語学習にとどまらない、将来にも活きる力が着実に育まれていきます。

この週間スケジュールシートはそのための大きな役割を果たしています。

まとめ ー 生涯続く英語の学びのために

英語は、単に試験に合格するためのものではありません。

一生を通じて学び続ける「生涯学習」です。

だからこそ当塾では、【週間スケジュールシート】を活用し、目標を立て、自ら行動し、学び続ける力を育てています。

私が目標としているのは、塾にいる間だけ成果を上げさせることではありません。

むしろ、塾を卒業した後でも、自ら学び続け、英語を人生に生かせる人を育てることです。

当塾の体験学習では、実際にこのシートの使い方や考え方についてもご紹介しています。

興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。