英検®の二次試験対策をしていると、「英語が話せない」「質問されると固まってしまう」と感じる生徒は少なくありません。
もちろん、単語や文法の知識も大切です。しかし実際には、英語力だけが原因ではないことも多くあります。
英検®二次試験で詰まってしまう生徒の多くは、英語にする前の考え方でつまずいています。
この記事では、英検®二次試験やスピーキング対策で特に意識したい3つのポイントを紹介します。
まず英語では「主語」から考える
日本人の生徒に多いのが、日本語の文をそのまま英語にしようとした結果、英文がうまく作れないことです。
日本語では、主語を省略しても意味が通じることがよくあります。
たとえば、日本語では「今日は雨が降っている」と言えます。英語では、自然には次のように言います。
It is raining today.
ところが、日本語の語順のまま考えると、つい次のように言ってしまうことがあります。
Today is rain.
また、「野球が好きです」と言いたいときも、英語では次のようになります。
I like baseball.
しかし、日本語の感覚で「野球は好き」という出だしだけを意識すると、Baseball... から始めてしまい、文の形が崩れやすくなります。
英語では、基本的に「誰が」「何が」をはっきりさせてから文を作ります。
英語で話すときは、最初に「英語の主語は何か」を考える習慣が大切です。
日本語に主語がないときも、英語では主語を作る
日本語では、次のような文でも主語をはっきり言わないことがあります。
このような文を英語にするとき、いきなり動詞や形容詞から始めると不自然になります。
たとえば、「眠いです」なら I am sleepy.、「楽しかったです」なら It was fun. のように、英語では主語を補う必要があります。
「環境に良いと思います」も、英語では I think it is good for the environment. のように、I think や it is を使って文を作ります。
迷ったときは、まず I、It、You などから始められないか考えてみましょう。
特に説明文では、You can... から始めると話しやすくなることがあります。
このように、主語から始める感覚を持つだけで、英語の文はかなり作りやすくなります。
いきなり英語にせず、まず日本語で考える
英検®二次試験では、質問に対して自分の意見や理由を答える場面があります。
ここで多くの生徒が、「英語で何と言えばいいかわからない」と感じます。
しかし実際には、英語以前に、日本語でも自分の意見が整理できていないことがあります。
たとえば、次のような質問を考えてみましょう。
このような質問に対して、なんとなく英語で答え始めると、途中で詰まりやすくなります。
大切なのは、まず日本語で次の3つを整理することです。
たとえば、電気自動車についてなら、まず日本語で次のように考えます。
私は電気自動車は良いと思います。
理由は、空気を汚しにくいからです。
たとえば、電気自動車はガソリンを使わないので、環境にやさしいです。
ここまで日本語で整理できれば、英語にするときも文を作りやすくなります。
英語で話す前に、日本語で「意見・理由・具体例」を整理することが、二次試験対策ではとても重要です。
難しい日本語をそのまま英語にしようとしない
英語で詰まるもう一つの原因は、日本語で考えた難しい表現を、そのまま英語にしようとすることです。
日本語では、抽象的で少し難しい言葉を自然に使うことがあります。
たとえば、次のような言葉です。
もちろん、これらの英単語を知っていれば使ってもかまいません。
しかし、英検®二次試験の本番で単語が出てこないと、それだけで止まってしまうことがあります。
たとえば、「公共交通機関」と言いたいときに public transportation が出てこなければ、次のように言い換えれば十分です。
「地球温暖化」も global warming が出てこなければ、次のように言えます。
難しい日本語を難しい英語に置き換える必要はありません。
英語で話す力には、難しい言葉を知っている力だけでなく、簡単な言葉に言い換える力も含まれます。
小学生に説明するように考える
スピーキングで大切なのは、かっこいい英語を使うことではありません。
相手に伝わる英語で、自分の考えを最後まで言うことです。
そのためには、自分より年下の小学生に日本語で説明するように考えると、英語にしやすくなります。
たとえば、「電子書籍は利便性が高い」と考えると、英語にするのが難しく感じるかもしれません。
しかし、「スマホで本を読める」「たくさんの本を持ち歩かなくていい」と考えれば、英語にしやすくなります。
「環境に配慮した生活が大切です」も、少し簡単にすると次のように言えます。
抽象的に考えるほど、英語にはしにくくなります。反対に、具体的に考えるほど、短い英語で伝えやすくなります。
英検®二次試験で意識したい3つのコツ
英検®二次試験で英語が出てこないときは、次の3つを意識してみましょう。
この3つができるようになると、英語で話すときの負担はかなり減ります。
単語をたくさん覚えることも大切ですが、それだけでは二次試験で自然に話せるようにはなりません。
英語で話すためには、英語にする前の準備が必要です。
クオリア英語塾の英検®二次試験対策
クオリア英語塾では、英検®二次試験に向けて、質問への答え方、理由の作り方、英語での言い換え方を一人ひとりに合わせて練習します。
最初から完璧な英文で答える必要はありません。
まずは日本語で考えを整理し、それを短い英語に直し、声に出して伝える練習を重ねていきます。
英検®3級、準2級、2級の二次試験対策で不安がある方は、現在の級や課題に合わせてご相談ください。
英語が話せない原因を一つずつ整理すれば、二次試験の答え方は必ず練習できます。


